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福祉人図鑑 2016.07.26更新

[福祉人図鑑008]1人ひとりの生き方や「もう一度!」という気持ちを実現する仕事

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ーNPO法人日本学び協会ワンモア豊中 就労支援員・JCDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

 

―この仕事を目指したきっかけは何でしょうか?

人の行動には高校生のときから何となく興味がありました。それで、大学では心理学を専攻したんです。福祉との接点は行動分析のゼミがきっかけでした。ゼミの一環で、発達障害がある方を雇用する現場で実習する機会があったんです。たとえば、障害者が仕事を習得するときに、手助けになるツールの導入を考え雇用主に提案していく、といったもので、大学生なりに考えて提案したのですが、「福祉の現場ではできても、企業経営の現場では難しい」と言われることも多くて悔しい思いをしました。一方で確かに、私自身は経営のことをあまり知っていないとも思いました。予算や収支の作り方も知りませんでしたし、会社の仕組みがわかっていなかったんです。そこで就職活動では一旦、企業で働いて勉強してみよう、企業のなかでも、できることもあるはずだと思いました。だから最初の就職先は学習指導塾なんです。

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―現在のお仕事の内容はどういったものですか。

鬱状態により離職または、休職されている方にむけて復 職・再就職のためのサポートを行っています。たとえば求人票がでている企業を対象にしてプログラムに参加する利用者と、その企業が求めている職能について 意見を出し合い研究するといった内容です。また利用者と個別に面談をして、どのように復帰に向けて進んでいくかを一緒に考えています。

 

―今の仕事での「こだわりの仕事道具」はありますでしょうか?

1つ挙げるなら、手帳です。白色の飾りのないもの毎年買っています。白だと色が着いていないので、見直すときに自分が冷静になれるんです。それに、手帳は見返しながら「一人反省会」ができるんです。スケジュール管理だけでなく、友達に言われた言葉や、これからやりたいことを書き付けていて、それを見返しながら次はこうしようと考える時間を大事にしています。特に私は社会復帰や就労に近い方の支援プログラムを担当していますが、人生経験でいうとまだまだ浅い方です。もちろん、経験したことがない職業について考えることが大半です。そんなときは、自分一人で利用者の悩みに答えようとするのではなくて、まわりの先輩や友達に頼ることも大切な判断です。そのときもらったアドバイスや意見を書き残している手帳は、私の仕事に無くてはならないものです。

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―はたらく上で大切にしていることを教えてください。

「常に考え、準備する」ということです。講座でも毎回のメンバーが違うので個別のメンバーに対してどんなサポートを行うべきかを考えます。準備不足で講座に出るのは自分の中に気持ち悪さが残りますね。常に考えるようにしないと、後から内容を検証できません。もっと言うと、今、目の前のことだけを考えるのではなく、常に就労支援を終えてから働くことを考えて行動するようにしています。利用者の目標はあくまで外に出て働き続けることなので、それを忘れてはいけません。

 

―最後に学生にみなさんへ、応援メッセージをお願いします。

先を考えることは大事なことで、みなさんも自分がどうなりたいか?何をしたいか?そこを常に考えて、固めてもらいたいですね。ただ、そう言う私も就職活動をしながら考えを固めていきました。面接には正解がないので、はじめは自分の心で決まっていないことを言うのは自信がありませんでした。ぶっちゃけ、先のことはわからないと思います。だけど口にだして言うんです。何度も言うことでだんだんと考えがまとまって来ますから!

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―ありがとうございました。これからもお仕事がんばってください!

 

NPO法人日本学び協会では、一緒に働く人材を募集しています。(求人記事はこちら>>

 

[ライター]東善仁

“weather”として活動するライター、ディレクター。小児がん専門施設チャイルド・ケモ・ハウスのPRをサポートするgreen flag projectのメンバー。

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