社会福祉法人フラット（千葉県）

心豊かな職員がフラットな社会を目指しています！

● 何をやっているか

私たちは、生活介護や放課後等デイサービス、ヘルパー派遣の事業をおこなっています。来年度からは未就学や、就労支援事業も始まり、入所施設以外の主要サービスをすべて行なうことになります。
まだ全国で25箇所しか整備されていない地域生活拠点事業も平成30年から始まります。当法人は白井市という地域に完全密着して、人口6万の市に一点集中するからこそできるサービスを行なっていきたいと考えています。
中でも、クリニックカフェプロジェクトは地域の社会的ニーズと、貧困の連鎖を断ち切るための仕組みを併せ持った障害福祉サービス事業所です。

● なぜやっているか

私たちは多くの方にかかわるより一人の人に深くかかわり、一人ひとりが自分らしく生まれ育った地域で生きることを大切にしています。そのためにエリアを手広くするより、白井市に限定をして、限られた労力を一点集中できるようにしています。
エリアを限定することで見えてくる地域の課題や社会的課題があります。白井市は2005年からの爆発的な人口増加（2005〜2010人口増加率全国2位）によって市の社会保障や政策が追いついておらず、子どもたちの学習、遊びなど子どもらしく過ごす場や親子で過ごす場所が圧倒的に不足しています。（15歳未満人口割合全国39位）
こういった社会課題を福祉の就労の場や活動の場で掛け合わせて、そこで働く障害者が地域の人に普通に暮らし普通に見える社会を作りたいと思っています。

● どうやっているか

法人の基本理念で「働く職員が心豊かでなければ利用者の生活を豊かにすることはできない」とあり、良い支援は良い支援者から、という考えを持っています。
このため、当然ですが労働基準法はすべて遵守（残業代はすべて支払い等）し、かつ勤務時間も残業は1時間15分まで、と法人を上げて取り組んでいます。
それを実践する為に私たちは福祉業界に不足している組織マネジメントを11年間追及してきました。
一つマネジメントの例で上げると、私たちは仕事を画一的に配分しません。職員個々の得意不得意を加味して、出来る限り得意な仕事に多くの時間を割いてもらい、得意な仕事を多くやるからこそ、多くの承認を得られる、そしてさらにスキルを上げていく。こんな仕組みを持っています。たまに、それだと簡単な仕事ばかりだから育たない、といわれたりもしますが、得意な仕事＝簡単な仕事　ではありません。得意な分野でも難易度の高いものもあります、いきなり苦手で難しいものをやるのではなく、得意なものから着実に力を着け、自信やバックボーンを持って新たなことにチャレンジすればよい、そのように考えています。