NPO法人み・らいず（大阪府）

必要な支援をつくり続け、社会を変える

● 何をやっているか

NPO法人み・らいずは、障がいのある人、発達障害や不登校の子ども、高校生、ニート・ひきこもりの若者など、支援が必要な方々に対する事業を行っている団体です。


「遊ぶ」「暮らす」「育む」「学ぶ」「働く」「描く」。
み・らいずの事業部の名前は、この6つの動詞です。

幸せに暮らし続けるサポートをしていくために、事業部同士でつながり、人生の各ステージで必要な支援を届けています。

事業の内容は、ヘルパー派遣、放課後等デイサービス、相談支援、生活困窮の世帯の学習支援や、不登校の子どもの居場所支援、就労支援など、制度の枠を超えて支援を行なっています。

●「遊ぶ」事業部
・ガイドヘルパー派遣
・イベント企画

●「学ぶ」事業部
・放課後等デイサービス
・発達障がい・不登校児の学習支援 ラーンメイト
・堺市生活困窮世帯　学習支援と居場所づくり事業

●「育む」事業部
・児童発達支援
・不登校児居場所支援サテライト
・高校内居場所支援

●「暮らす」事業部
・ホームヘルパー派遣
・医療的ケア

●「働く」事業部
・就労移行支援
・若者サポートステーション

●「描く」事業部
・子ども、若者総合相談

● なぜやっているか

NPO法人み・らいず結成のキッカケは、代表の河内が大学生の頃に出会った、障がいのあるお子さんを持つご家庭との出逢いでした。

福祉に全く接点のなかった代表が、お子さんの支援に関わっている中で、様々な理不尽な場面やご家族の苦労や心配事を聞いているうちに、「なんでこんなにいい人たちが、こんな想いをしないといけないんだ」という問題意識を持ち、障がいのある方たちと遊びやイベントを行う大学生サークルを立ち上げたのがきっかけです。

今では、障がいのある方への支援だけでなく、発達障害や不登校・引きこもり、ニートの子ども・若者の支援を行っていますが、原点は今も変わらず、「何かおかしいな」「何とかできないかな」というのが、み・らいずの原動力です。

だからこそ、制度の有無に問らわれず、必要な人に必要な支援が届くように、試行錯誤をしながら、新たな社会課題の解決にも挑み続けています。

最終的には、障がいのある、ないにかかわらず、地域で当たり前に生きられる社会をつくり、そして、ちょっと大げさですが、関わる全ての人を幸せにしたいと思っています。

● どうやっているか

また、職員ひとりひとりが「人と人」として対等に利用者の方に向き合っていることも、み・らいずの大きな特徴です。一緒に思いっきり楽しんだり、怒ったり、悲しんだりしながら、その人の「やりたい」をサポートしていきます。

だからこそ法人内だけにこだわらず、他の団体とのコーディネーションを大切にしています。その人がさらに幸せに生きるために、既存の事業所や専門家、サービスをつなげ、大学や行政とも一緒に活動していきます。

大学生が支援の担い手として活躍しているのもみ・らいずの特徴です。新しい視点や柔軟さなど、学生ならではの力でニーズに応えるとともに、福祉の現場を知り、福祉の心をもった学生を社会に送りだしています。